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晴乃皐の心赴くままに綴る言葉達
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blog start 20060817



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 まるで獣道のようなかろうじて人ひとりが通れる程の道を、漆喰の壁に突き当たり、左に折れると、十メートルほど歩いたところで突然視界が開け、崖下の海を見渡す事ができた。

 森の側からは見えなかったが、その大きな屋敷には海に面するように石畳を敷き詰めた露台をしつらえてあった。
 
 ちょうど灯の立っている壁の外側の道から露台へ向けて小道が作ってあり、途中には灯の腰ほどの高さの小さな門があった。

 漆喰の壁は崖に面した辺りで途切れ、海側は露台の柵と生垣がその役を成している。

 灯は生垣の上から庭を覗き込むように顔を伸ばしてみる。

 果たしてこの屋敷に住人がいるのか、灯には判断する余地も無かった。

 庭中を木々や草が野放図にはびこり、手入れされているように見えないところをみると空き家なのかもしれない。

 灯は露台から海を臨んでみたい衝動に駆られたが、この日は叔父の家に戻る事にした。

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