晴乃皐の心赴くままに綴る言葉達
カウンター
プロフィール
HN:
晴乃皐
性別:
女性
職業:
自由業
趣味:
読書
メールフォーム
ご意見ご感想などご自由にどうぞ♪
アクセス解析
ブログ内検索
500HITありがとうございます!!
このサイトは晴乃皐の文章作品を掲載しているサイトです。
作品を頭からお読みになりたい場合は、
右のカテゴリーより目次を選んでお進み下さい。
当サイト内の作品はボーイズラブ表現を含みます。
苦手な方、ご理解の無い方の閲覧はお断りいたします。
※ご注意
当サイト内全ての文章の著作権は晴乃皐にございます。
サイトTOPへのリンクは歓迎いたしますが、
当サイト内全ての文章の無断転載、二次配布など固くお断りいたします。
引用される場合は必ず出自明記をお願いいたします。
それでは、ごゆっくりお楽しみ下さいませ
blog start 20060817
このサイトは晴乃皐の文章作品を掲載しているサイトです。
作品を頭からお読みになりたい場合は、
右のカテゴリーより目次を選んでお進み下さい。
当サイト内の作品はボーイズラブ表現を含みます。
苦手な方、ご理解の無い方の閲覧はお断りいたします。
※ご注意
当サイト内全ての文章の著作権は晴乃皐にございます。
サイトTOPへのリンクは歓迎いたしますが、
当サイト内全ての文章の無断転載、二次配布など固くお断りいたします。
引用される場合は必ず出自明記をお願いいたします。
それでは、ごゆっくりお楽しみ下さいませ
blog start 20060817
「貫さん」
食事も半ばに差し掛かったあたりで、灯は叔父に声をかけた。
叔父と呼ぶにはあまりにも年若い彼を、灯は日常名前で呼んでいた。
「ん?」
軽く首を傾げるように目線を灯に移した貫は、優しい目で問う。
「森の奥で大きなお屋敷を見たんだ。あそこには誰か住んでいるの?」
「屋敷?」
貫は訝しがる様子で繰り返した。
「うん、とても大きなお屋敷で、白い塀がぐるっと続いていた。森の奥の、崖に沿った辺りです」
「あの辺りに屋敷があったかな」
貫は思い当たる節が無いという風に首を傾げた。
貫が言うには、森の辺りに住人はいない筈だという事だった。
灯は明日、もう一度あの屋敷を訪ねてみようと思った。
翌日も、かなり暑くなる事が予想できる晴れ渡った朝だった。
灯は昨日よりも体が軽いように感じ、早く起きて玄関先の掃除と打ち水をしていた。
庭先の木々や草花は如雨露からほとばしる水を受けて、水晶のかけらを散りばめたように輝いている。
PR